ここは畑中正人が自身の音楽観を展開していくコーナーです。


第14回:マイ・ビンテージ 1

                                 畑中正人

何故だか急になつかしくなった、かつて自分が使って手放してしまったマシンたち。
今回は高校〜27歳くらいまで使っていたYAMAHAのリズムマシン 「RY30」。
田舎からの注文のため、もちろんメーカー希望価格にて購入^^;
たしか高校生の頃、地元で流氷がくる時期に海沿いで防風柵を作るバイトで買った気がする。



この機種は1991年発売で最大同時発音数16音で音質は16ビット。
生音のサンプリングからシンセ波形ものまで幅広い音色がプリセットされていた。
そして「ノリ」を生み出す各種パラメーターをフェーダー操作などで画期的なものだった。

とにかく音の「抜け」が抜群で、特にキックとスネアはどんなに他のパートを厚くしても
埋もれる事はなかった。
1995年にMacを導入して全ての音源を一括コントロールするまでは、 RY30単体でリズムを
打込みしていた。

リズムマシンに限らずこうした専用機は、操作に慣れるとおそろしいスピードで作業が出来る。
今のPCベースの制作と比べて編集などには難点があるものの、職人的にリズムを打込む楽しさ
は格別だった。

ちなみにデータのバックアップはメモリカードが高価だったため、カセットテープにデータバ
ックアップをするという作業をしていて、曲の実時間と同じだけデータロードにかかるという、
いま思えばとても面倒でとても愛おしい作業でした。 実はドイツに行く2002年まで現役で、
手放すのが惜しかった。

ということでマイ・ビンテージその1でした。


                                     2006年10月28日






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